フランスで乳がん治療

浸潤性小葉ガン・・・という名の乳がんになってしまったヘタレな私の記録

カテゴリ:術後の定期検査 > 2年目~

9か月ぶりに会う主治医のK先生は
ちょっと痩せてダンディーになっていた。

マダム、調子はどうですか^^

とても良かったですよ、昨日までは(-"-)
とちょっと嫌味を言ってみる。

エコーにうつってるシコリのことを話すと、

ふん、12月にもあったでしょ。あれは繊維だからね。ふふん

と笑っている。
とりあえず血液検査の結果を見ると

ああ、あなたはまだぜんぜん閉経になってないね。
でもタモキシフェンの副作用で生理が止まるのはよくあることだから
このままタモ続行ね。
はいはいそれじゃ診察しましょうね。


と軽く流される。


ああ、これね、う~ん
と言いながらギュウギュウ押される。

繊維だね、ガンじゃないよ。
でも取っちゃおう。


ええ?手術するんですかっ?

ああ、局所麻酔でこんなの5分もあればとれるよ。
大きくなっても困るからこの際心配事は取り除こうね。


生検とかしないんですか・・・・?

そんなのしなくていい。
とっちゃって病理出すから。
ガンじゃないと思うけど万が一の可能性もある。
繊維の下にガンが隠れてたら生検ではとれないかもしれないしね。


ハイ、手術決定~~~と、
夫と話を勝手に進める。


ということで
来週17日(水)朝8時半から切除手術受けることになりました。

そのあと初発の手術の病理結果見て


う~~~ん小葉ガンかあ・・・・・。
でも腫瘍は小っちゃかったし放射線もあててるしホルモン治療もしてるし
再発してるとは考えにくいねえ・・・。


ガ、ガンだったらどうなるんですか !?

それはそのときに考えよう。
今悩む必要はないよ。


これを言われたらもう何も言い返せない。


「今、悩む必要はない。」



もしかしたら良い言葉なのかもしれない。




今日はエコーとマンモグラフィの検査でした。

マンモには何も写ってなかったわよ~
って言いながら先生が私の胸を触ってギョッとした。

このシコリは気づいてた?
いつからあるの?


半年前ですが、前回のときもシコリはありました。
そのときはエコーには何も写ってなかったと思いますが。


・・・・・・・・・・・・・・・・。

先生、黙々とエコーをする。

もしかして悪いものではないかもしれないけど、
こういう風に手術痕にできる腫瘍みたいなのは
取っちゃった方がいいのよね・・・。
私から主治医にそう伝えるわね。


もしかしてガンですか?

う~ん・・・血流があるのがちょっと気になるわねえ・・・
でも生検しないとくわしくはわからないわね。
とにかく私から主治医に話すから、あなたは先生とよく話して


で、終わり。


検査結果は翌日の朝に出るということなので
夫の車の中でボーっとする。
ぼーっとしてから、うわーんって大泣きする。

2年前の恐怖がよみがえってきた。
数々の検査。
医学用語がわからず、説明されても半分も理解できなかった。
あんなに苦しい放射線を耐えたのは(五十肩のせいだけど)
局所再発させないためだったんじゃなかったの?

確かにシコリはあります。
でも昨年の12月にもありましたが、この時よりも若干柔らかくなってます。
気になるのは傷跡の線上にシコリがあること。

でも断端陰性だったし。
放射線33回もあててるんだし(25回+ブースト8回)
ステージ1だし ki67だって15%だし グレード2だし。
タモだって飲んでるし。

でも局所再発するピークは術後1~2年って書いてあった。

エコーに写った私のシコリはどんな形をしてるんだろ・・・・。
先生がああ言うくらいなんだからあまり良くないんだろうね。


まさかの3年生への進級テスト。

明日主治医と会ってくる。




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